転換期をむかえる業界はどこ?

現状と問題点から見えてくる各業界の未来予想図を探ってみよう

大きな転換期をむかえる医療業界

医療業界は大きな転換期をむかえようとしています。

少子高齢化に伴って、医療費は年々上昇しつつあります。それによって世界中でヘルスケア市場が広がっていて、日本でも大きな一大産業となりつつあるのです。

医療業界は国における成長戦略の要になると見られていて、日本のヘルスケア事業は2030年には37兆円もの規模になることが予測されています。これほどの重要産業となる医療業界は当然国から重要視され、そこで働く人たちにも目が向けられるようになっています。

これまで特殊な文化を持っていた医療業界では、働き方に制限が多く、無償労働が必要とされることも少なくありませんでした。しかし、医療の需要が増えながらも、労働条件がネックとなって働き手が足りていない医療業界を改善すべく、医師や看護師の労働に対する考え方が見直されています。
研修医が自由に研修先を選べるようになったり、看護師の夜勤の負担を軽減する勤務体制について考えられるようになったりと、様々な方面での改革がされつつあるのです。

2025年問題についても叫ばれています。

これは、2025年までの間に団塊の世代後期高齢者になることで、年金が破綻するという問題です。医療費がますます増加することも懸念されています。

それらを防ぐためには、医療業界において病気になってから治療するという現在の方針ではなく、予防を中心とする治療が必要とされるでしょう。また、医療費を削減したり、高齢社会における医療の質を高めるために地域包括ケアが前提の連携が必要になると予想されます。

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